1.4. - 10.4.23

バーデン・バーデンイースター音楽祭

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

音楽的色彩

2023年、イースター音楽祭のハイライトは、リヒャルト・シュトラウスのオペラ「影の
ない女」です。キリル・ペトレンコとベルリン・フィルハーモニー管弦楽団は、今回初めて
共にアール・ヌーヴォーのこの記念碑的、おとぎ話のような作品を献上します。シュトラウ
スの音の世界に共通する「輝き」、首席指揮者キリル・ペトレンコ、ダニエル・ハーディン
グ、フランスのバロック専門家エマニュエル・アイムの指揮による素晴らしいコンサートを
お見逃しなく。音楽的色彩の多様性で、バーデン・バーデンイースター音楽祭2023を超
えるものは、ほとんどありません。それはゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルから始まりル
ートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンやグスタフ・マーラーを経て、アルノルト・シェーン
ベルクまで多岐に渡ります。さらにベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーたちが
、世界文化遺産バーデン・バーデンの最も美しいホールで、再び室内楽の出会いにご招待い
たします。

バーデン・バーデン祝祭劇場でのベルリン・フィルハーモニー管弦楽団によるイースター音
楽祭10周年、また会場となる祝祭劇場25周年の記念を、お見逃しなく。2023年のイ
ースター音楽祭をどうぞお楽しみに!

プログラム

1.4.23 / 5.4.23 / 9.4.23

シュトラウス: 影のない女

絶対的。巨大。オペラ。画家グスタフ・クリムトが、壁画を金箔で覆っていた時、リヒャル

ト・シュトラウスもまた当時のウィーンの典型的、贅沢な音楽に耽っていました。「影のな

い女」は、数多くの脇役は言うまでもなく、重厚なワーグナーの作品のような5人の英雄の

歌声が必要です。これにより、シュトラウスのおとぎ話は、祝祭オペラの原型となっていま

す。マジックで帽子から物を取り出すように、この音の魔術師の響きを呼び起こすため、巨

大なオーケストラは、 中国の5つのゴング、1つのグラスハーモニカを加えて演奏します。

アール・ヌーヴォーの中心的作品、声楽のサミット、聴衆のための音楽祭、ベルリン・フィ

ルハーモニー管弦楽団にとっての音楽的名刺。

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2.4.23 / 3.4.23

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 I

ダニエル・ハーディング、グスタフ・マーラー: 交響曲第5番

グスタフ・マーラーの交響曲第 5 番は、ヴィスコンティの映画「ベニスに死す」において第
4楽章「アダージェット」が使われて以来、そのことからだけでなく、熱狂的な礼賛の地位
を獲得しました。数年後、表現主義者のアルノルト・シェーンベルクが新しい音楽の星を発
見する前、マーラーの巨大な交響曲は、人々を魅了することが好きでした。シェーンベルク
の「他の惑星からの風」は、早くからイギリスの指揮者ダニエル・ハーディングを魅了しま
した。17歳の彼はシェーンベルクの音楽を友人と演奏しようとした際、サイモン・ラトル
卿に手紙でアドバイスを求めました。その後、ラトル卿は、高校生である彼をアシスタント
にしました。残りは歴史となっており、ハーディングは、ベルリン・フィルハーモニー管弦
楽団で度々客演指揮者を務めています。

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7.4.23 / 10.4.23

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 III

ダイアナ・ダムラウ、キリル・ペトレンコ;リヒャルト・シュトラウス: 4 つの最後の歌、 英雄の人生

ロマン派音楽はどのくらい続いたのでしょうか。一般的な見識によるとシュトラウスの「4
つの最後の歌」までです。輝かしい 150 年への別れ!そして「英雄の人生」の中であらかじ
め自分自身を戯画化した後、「4 つの最後の歌」に遺言を示したシュトラウス自身の人生へ
の別れ。シュトラウス最後の曲は、ヴァイオリンソロとホルンと共に歌うため、「春」の暖
かい深みからきらめく高みへと昇る豪華なソプラノが要求されます。さあ、共に楽しみまし
ょう! バーデン・バーデン祝祭劇場の常連であるダイアナ・ダムラウは、かつて「薔薇の
騎士」の「ゾフィー」役を演じ、「天国からの純粋なシュトラウスの幸福」と引用されてい
ます。

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8.4.23

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 IV

エマニュエル・アイム; ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル: オラトリオ「時と悟りの勝 利」

かつてオーケストラは、バッハをブルックナーのように演奏しました。音符と演奏記号の意
味が何世紀にも渡りかなり変化したことを最初に示したのは、専門家のアンサンブルでし
た。これまでのところ理論的には、ヘンデルの「時と悟りの勝利」は、実際に、激しく官能
的なオラトリオであり、今も、声楽アンサンブルとベルリン・フィルハーモニー管弦楽団に
より意味深く、陽気に演奏されています。オーケストラは世界中からメンバーを集めるだけ
でなく、長い間に多角的なスタイルとなりました。エマニュエル・アイムのようなバロック
音楽のスペシャリスト、指揮者のおかげで、何十年にも渡りベルリン市民と共に古い偉大な
作品に新しい命を吹き込んできました。

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